よもやまばなし

どうでもいいこと綴ります

私が実現したいこと(再び、理想を語るの巻)

【理想と現実】

誰もが取り残されることなく、自分の可能性を信じて能力を発揮し、受け身でなく毎日を主体的に送れる。

そのために個々人が協働して、

支え合える社会。

 

私が望むのは、こんな社会です。

 

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まだまだ堅苦しい書き方だし漠然としているので、今後研ぎ澄ませたいと思っていますが、きっと多くの人が同じように願っているのでは。

 

 

でも、現実はそうでない。

 

 

・経済的問題など様々な理由で心身の余裕がなく、日々の生活も逼迫している

 

・「人と違う」ことが悪いこと、「空気を読む」ことが当然のような風潮の中で、自分らしさを押し込めたり、差別や偏見に悩んでいる

 

・自分に自信が持てず(多くは家庭環境に起因し、家庭環境は社会情勢に影響されます)、人生の節目節目で強い不安を感じたり行動に起こせない。或いは、抑圧された感情の捌け口として、人を攻撃する

 

・生活の中で制約が多いために、日々を「こなす」ことで精いっぱいで主体的に日々を「つくる」認識を持ちづらい(育児中の母親や子ども、入院児など)

 

などなど。

 

もちろん他にも様々なケースがあって、

「そんなこと、生きてく中で皆それぞれそんなこともあるでしょ。個人の問題でしょ」

 と思われることもあるかもしれませんが、

 

人間の精神発達上必要な葛藤や障壁を全部なくしたい!のではなく、

 

それって社会構造上の問題も一因かもしれないね

 

ということです。

 

以前、家族療法がご専門の或る先生はワークショップでこんなことを話されていました。

 

「個人が社会の中で生きている以上、社会の影響を受けないはずがない」と。

 

社会構造と個人は切り離せないものだということです。

 

 
【私にできるかもしれないこと、やりたいこと】

 もしそうならば、そんな社会構造を創ってきた(もしくは容認、黙認してきた)一員である私たち自身が、直して変えていけるに越したことはないと思うのです。

※ここでは「社会構造」という中に、私たちの意識も含んでいます。個々人の意識の醸成には社会構造が影響していると思うためです。

 

とはいえ「社会構造を直して変える」というのもきっと非常に難しくて、

様々な要因が複雑に絡み合っているために、

本当に多くの領域に精通していなければ全容が見えなかったりします。。

 

 

でもすべてを網羅することは大変なので(職能横断的な専門家集団が作れたら本当に理想ですが)、

自分は今、どこにフォーカスしたいか。

 

私の場合は、

 

(1)制限制約の中で生き、本来なら我儘が言えて自由奔放な「子ども」でいられるはずの期間に「従順な患者」であることを求められる入院児

 

(2)人が初めて所属する人間関係であり社会の最小単位である「家庭」で、うまく養育者(最近は子連れ再婚や養子縁組家庭など様々なケースも増えたので「親」とは書かずにおきます)と愛着関係が結べなかったり問題を抱えていたために、自尊心や自己肯定感、自己効力感が低いまま育った人

 

(3)子育てに疲れてる人、母親父親(養育者)に向いてないかも…と自信を失っている人

 

この3つに関して、当面は個人として何ができるのか考えていきたいと思っています。

 

なぜなら、この3つ全て、私も当事者だったから。。

(3)は今もたまに…(爆)。なのでまだ客観的に考えられておらず雑に書いておきます。(笑)

 

「いやそもそもあんた誰よ、偉そうに。何ができるのさ」

と思われた方。

 

そりゃ思うよね(笑)

 

 

 

【 「社会を変えたい」なんて、烏滸がましい?】

私自身も毎日、些細なことで悩んで、寝れば忘れて、楽な方に流されて、相手を傷つけていることにも気が付かずに、勝手に自分も傷ついて愚痴るような身勝手で脆弱な人間です。

 

でも、それでも自分の言動や人生には責任を持ちたいし、

自分の周りの人にはハッピーでいてほしい。見知らぬ人もそうであれば尚嬉しい。

特に社会人であり有権者である以上、この社会を構成する一員である意識(「市民」の意識)は常に持ちたい。

 

だから「社会を変えることができる人」は、

選ばれたエリートでもなく、TVの取材を受けるようなすごい人でもなく(勿論先導を切ってはくれますが)

私たち一人ひとりだと思っています。

 

あなたも、私も。

 

一人ひとりが持つ影響力は僅かでも、その総意が民意になり風潮になり、制度や文化をつくると思うのです。(最たる例は選挙ですね)

 

 

次回は、「私は何をしている人で、どうしてそう思うようになったか」について書こうと思います(といっても語るほどのことは全くなくて、どうしようw)。

 

それでは、また。